
東方錦上京
(修正パッチなし)

特徴
・過去の異変を象徴する異変石を自在に組み合わせて自機を強化。豪華な印象とは裏腹に、これまで地道に積み上げてきた力が試される硬派な作品。
・異変石の装備には4つの枠(メイン異変石・拡散石・集中石・支援石)がある。
各装備は過去作モチーフの8種(赤・青・黄・緑の4色が2種ずつ)から選択、重複可能なので自機あたりの組み合わせは8の4乗(4096)通り。自機は霊夢と魔理沙のみ。
メイン異変石:「異変攻撃」を司る。色によってストーリー等にも影響する。
グッドエンドの種類・Extra解放フラグ・スコア履歴は自機とメイン異変石の2*8パターン毎に管理。
拡散石・集中石:高速ショット・低速ショットの発射オプションとなる。同じ種類の異変石でもどちらにするかで性能・配置・発射方向が変わる。自機によっても変わる。
支援石:特殊効果をもたらす。
異変攻撃:「異変石の欠片」取得で上昇する異変攻撃ゲージが満タンになると発動(ゲージが尽きるまで)。発動中は被弾してもミスにならない。
原則として被弾すると即終了し、多くの異変石で自機周辺の狭い範囲で弾消しが発生。
鬼形獣のロアリングモードと違いボムを併用可能だがもったいないことが多い。ただし弾消し無効の攻撃に対してはいつでもボム発射可能な態勢が必要。
異変石の欠片:グレイズや敵への撃ち込みで出現。同じ弾から複数回出現させられる。他のアイテム同様に回収対象となる。
・ゲーム開始時点では全8種のメイン異変石と無数のコモン魔石を所持。
拡散石・集中石・支援石の装備にはゲーム進行で獲得できる追加異変石を使用する。コモン魔石で代替するとメイン異変石と同じ異変石になる(支援石のみ性能が少し下がる)。
本編またはExtraクリアの度に、メイン異変石と同種の追加異変石を1つ獲得できる(達成済の条件でも再度獲得)。獲得した追加異変石は霊夢と魔理沙で共有される。
※本編クリアはコンティニュー有でも可。4面突入後に残機をすべて失って終了した場合も獲得できると思われる。
例えばメイン異変石がAでその他3つをBにしたい場合、Bの追加異変石は3つ獲得する必要がある。有力な異変石は各枠で異なるので通常の攻略では1つあれば十分。
Normal以上を攻略する場合は先に下位の難易度を周回してグッドエンド実績回収も兼ねるとよい。※EasyでExtra解放は不可
・異変敵:異変敵ゲージが満タンになると出現し攻撃してくる。異変石と同じ4色が存在。ゲージが尽きても消えないが、さらに時間が経過すると逃亡する。
異変敵ゲージはグレイズや敵に対するコンボ(連続撃破数)増加で上昇する。ボムやミスで少し減少。ボス戦でも勝手に上昇して出現するが攻撃はしてこない。
出現中は異変石の欠片が出やすくなるので、異変敵への撃ち込みで稼ぐことができる。
撃破すると大量のアイテムとスペルカード(3回に1回は代わりに残機)の欠片を落とし、画面全体の敵弾を消去する。
同じ色が出現する度にレベル(攻撃強度)が増加。ミスで減少。色は異変石の色の割合に影響されるので、コモン魔石ばかり装備するとレベルが偏って上がる。
赤→下への撃ち下ろし弾、青→全方位弾、黄→自機狙い弾と自機外し弾の交互、緑→ランダムばらまき弾。緑は嫌われやすい。
・高速ショットと低速ショットを個別に選択できる初めての作品(当然霊夢と魔理沙のショットを併用することはできない)。
魔理沙で高速ショットはミサイル、低速ショットはレーザーといった従来の作品では不可能だった組み合わせも可能。
・ミス時のパワー減少量はパワーによって変わる。ミス前パワーが4.00→-0.8、3.xx→-0.6、2.xx→-0.5、1.xx→-0.4
・ボスのスペルカード使用開始直後にボムを撃ってもダメージが通るようになった。
従来通り取得も可能(タイミングはシビア)だが、虹龍洞のように取得により特殊な恩恵が受けられるギミックはない。
・何故か(スペル)プラクティスは本編で相対したことのある自機とメイン異変石の組み合わせでないとプレイできない。過去作ではどの自機で解放しても挑戦できたので不便。
・欠片エクステンド(3つで1UP):3の倍数回目に出現した異変敵を撃破すると出現(撃破したかに関わらず次の異変敵はスペルカードの欠片を出す)。
・過去作の仕様がいくつか復活している。
Extra解放条件:Normal以上のNCクリア(グッドエンド) ←紅魔郷・風神録~神霊廟と同じ
初期ボム数・ボム最低保証数:3→2に減少した代わりにミスでボム数が減少しない(抱え落ちによる損失は2つまで) ←星蓮船・神霊廟と同じ
ボムバリア(1~6ボス):ボム効果中に敵スペルカードの使用開始で発生 ←星蓮船~紺珠伝と同じ
ボムバリア(6ボス最終スペル):ボム効果中に常時発生 ←天空璋までの一部作品と同じ ※本作ではダメージは一部通るが弾消し無効
ダメージ無効化(Exボス耐久スペル):ボムにより解除 ←天空璋・鬼形獣と同じ ※天空璋では季節解放でも解除されるが、本作の異変攻撃(による弾消し)では解除不可
なお、残機・ボム数の上限が7、Extraの開始パワーが1であるのは虹龍洞から変わらず。
難易度概説
・近年の作品に通じる、繰り返しのプレイに変化をもたらすゲームデザインは本作でも健在。プレイを重ね装備を充実させてから本格的な攻略が可能になる。
だからと言って準備が終わればクリアが近いということでは全くなく、ただ厳しい現実が突き付けられるのみ。
虹龍洞の収集要素や鬼形獣のアドリブ性だけでなく、紺珠伝の非常識非情弾幕までもが一部で夢の競演を果たしたかのよう。近作の簡単さは引き継がれなかったようだ。
自機・メイン異変石毎の会話やグッドエンドを確認することでストーリーの全容が掴めるようになっているので、知りたいなら鍛えるべし。
・異変敵は攻撃してくるとは言えアイテム運搬と弾消しをしてくれるのでほぼ味方寄りの味方。Pアイテムも大量投下するので被弾後の回復も早い。
短期間に呼んで倒すための戦法や装備の需要が高くなり、ボムは異変敵から何度も補給できる。
ただし、この手の過去作のようなボムを使ってシステムを効率よく駆動させるタイプではなく、地道に撃って避けて稼いでいくので基本的な技能に依存しがち。
異変敵出現のタイミングはあまり制御できず、出現位置も恐らくランダムのためパターン化には限界がある。
・異変敵出現によりゲージは徐々に下がっていき撃破時点で停止するので、星蓮船のUFO(アイテムを吸わせる必要がある)よりも早く倒す恩恵が大きい。
そのため正面攻撃に強いショットとそれを活かす腕前の重要性も高くなる。弾消し目的で遅らせてもいいが、UFOと異なりHPゲージが無いので微調整は現実的ではない。
・難易度が上がるにつれ異変敵の活用と併せて欠かせなくなってくるのが異変攻撃による気合避けと弾消し。
異変攻撃の安全性と攻撃性を利用して異変敵を速攻で倒しにかかることで好循環を生み出せる(異変敵は異変石の欠片を多く出すため)。
これらの活用度合いによりゲームバランスが激変するので、可能な範囲でゲージ調整を器用にこなすという仕事も抱えざるを得なくなる。
・後半から急に弾幕の厳しさが目立ち始めるため、前半に貯め込んだ残機とボムを投入して消耗戦に耐えることになる。4・5中ボスはおかしい。
残機・ボム共に上限に達しやすく序盤は適当でもいいが、被弾ボム供給が最大2つなので窮地での気合力が命運を分けかねない。気付くと残機が無くなっているのは自然現象。
特に終盤はボム・異変攻撃・異変敵による弾消しに耐性を持つ敵弾がちらほら出てくるので、最後まで集中を切らすことができない。
・上位難易度では道中の強敵やボスの重厚な攻撃を避けながらも、異変攻撃・異変敵のゲージやボム数に気を配りアドリブで最適な行動を選択する独特の技が求められる。
マルチタスク能力を伸ばさないといけないというよりも、単に敵弾回避に全神経を注がず余剰分で対処できればいいので、結局は弾道予測キャパが多くを左右する。
・当たり判定が霊夢・魔理沙共通でかなり小さく、狭い隙間に入り込むことを要求する場面が多い。ただし一部の敵弾は大き目の判定。
・異変石「ブルーシーズン」の後方攻撃を活かすためか、背後から敵や弾がやって来ることが多い。迷惑。
当然のように前と左右からの複合攻撃も多い。
注目自機・異変石
[自機]
本作ではボムと拡散石・集中石の性質で差別化される。
・霊夢
ボムは信頼の回転光弾、拡散石・集中石には誘導系装備を採用可能で安定感がある。しかし上位難易度では道中の殲滅力不足で苦労する。
ボム中にグレイズ可能なので状況によっては一気にゲージを稼ぐこともできる。
・魔理沙
ボムは恒例のマスパ。効果時間は少し長いがショットが止まるので攻撃面で霊夢に劣り、対ボス性能に難あり。移動が遅く中心部分を当てないと威力が激減するのも厄介。
強みは拡散石・集中石に炸裂系装備を採用可能なこと。周囲の敵を巻き込む炸裂は単純に強くコンボをつなぐ恩恵もあるので、道中での異変敵召喚で大いに活躍する。
[メイン異変石]
・イエローサブタレイニアン
被弾しても即終了せずゲージが大きく減少するだけ。つまり複数回使用可能な一時バリアとして機能する。終了時の弾消し効果無し。
敵や消去できない弾に当たると即回避しない限り全消費するが、ボムの受付時間延長としては十分に使える。
・インペリシャブルムーン
拡散石・集中石のオプションに触れた弾を撃ち返し弾に変換する。終了時には画面全体の弾を変換。
この撃ち返し弾自体に異変石の欠片を出す撃ち込み作用があるので、上手く使えば次の異変攻撃までの間隔を一気に短縮できる。
難易度が上がる程、敵弾増加で攻撃・防御・ゲージ上昇と役立つのでクリア狙いでは必須級となる装備。逆に言うとオプションの配置が悪い拡散石・集中石の価値は下がる。
・シントイズムウィンド
風神録の霊撃もどき(弾消し+攻撃判定の円)を発射する。パワーが減ったりはしないが、異変攻撃なので手動発動はできない。終了時の弾消し効果無し。
何故かメインショットが出なくなってしまう(オプションからのショットは出る)。強力な攻防一体になるのでインペリシャブルムーンに次ぐくらいの存在感。
[拡散石・集中石]
・スカーレットデビル[正面集中]
普通の直進ショットで普通に強い。遠距離攻撃用としては最強。拡散石でも攻撃幅は集中石より少し広い程度だが、霊夢だと何故か更に火力が上がって申し分の無い性能。
集中石ではオプションが自機の前に固まるため、インペリシャブルムーンの異変攻撃では正面に対する強固な防弾作用がある。
・インペリシャブルムーン[漂浪・撃ち返し]
オプションが自機の周辺にゆったり漂い、接触した弾を撃ち返し弾に変換する。メイン異変石と違い必ず効果がある訳ではないが、接触時間に応じて確率が上がる。
ショット性能が低いので主力のダメージ源には不向きだが、発射後に滞留する弾幕に対してはオプションを当て続けることで弾を消すサポート役として使える。
・霊夢スノーブロッサム[誘導]
安心のホーミングお札。攻撃力も悪くなく、ボス戦でも全弾当たるので案外頼れる。むしろ道中での使用感が他のショットに劣り気味。
異変敵への攻撃効率が悪いのは仕方がない。集中石オプションをインペリシャブルムーンの異変攻撃で自機の間近を回転する簡易な盾とすることもできる。
・霊夢シントイズムウィンド[直角サーチ]
早苗専用だったはずの蛇ショット。ホーミングお札よりも道中のお掃除性能が重視されているが、異変石の色を分散させる目的で使い分けてもいい。
ただし正面攻撃の優先度が低く後方攻撃できないことによる影響は過去作よりも大きく、ボス戦でも困ることになるかもしれない。
・魔理沙クリーチャーレッド[直進・炸裂]
常連の加速ミサイル。道中で積極的に使いたい。オプションが自機の後ろに来るのでインペリシャブルムーン(メイン異変石)とは相容れない。
本作では低速ショットでも攻撃幅が少し広く正面の敵に全弾当てられないこともあるので拡散石向きだが、追加異変石が揃っていない状態では集中石としても有力。
・魔理沙シントイズムウィンド[拡散・炸裂]
早苗専用だったはずの蛙ショット。炸裂効果と広範囲攻撃の両立により道中は盤石。低速ショットとしての登場は星蓮船以来で、本作でも随一の存在感。
オプションをボスにめり込ませるように近づくと破格の火力。異変攻撃や異変敵の効果によりボスに接近できる機会が多いのでスペック上の性能を現実に発揮しやすい。
[支援石]
・クリーチャーレッド
異変攻撃ゲージが貯まり易くなる。シンプルだが軽視できない。
・ビーストハードネス
異変敵に与えるダメージが増加。先述のように速やかに倒すことで次の出現が早まり、弾消しだけでなく結果的にリソースが上積みされるのでとんでもない。
[組み合わせ]
・自機→霊夢、主→インペリシャブルムーン(反射)、拡散→スノーブロッサム(誘導)、集中→スカーレットデビル(正面)、支援→ビーストハードネス(対異変敵↑)
弾消し・誘導ショット・正面火力・異変敵早回しで各要素と異変石の色のバランスが良い。異変攻撃時の正面防御は鉄壁。
なお、ショットを逆にすると何と双方の火力が上がる。高速移動の制御に慣れないといけないが、打撃力を底上げしつつ誘導弾任せの精密避けも可能とするハイリターン装備。
・自機→霊夢、主→インペリシャブルムーン(反射)、拡散→スカーレットデビル(正面)、集中→スノーブロッサム(誘導)、支援→クリーチャーレッド(攻撃ゲージ↑)
Extra用装備。独特の操作感が苦でなければ、スカーレットデビルの速攻とスノーブロッサムの遠隔攻撃の合わせ技により特にボス戦で優位に戦える。
集中石のオプションによる側面防御はボス第1スペルなどで有効活用可能。霊夢なら通常攻撃時のボムで弾源に突っ込みグレイズを稼いでスペルに臨めるのも有利。
・自機→魔理沙、主→インペリシャブルムーン(反射)、拡散→クリーチャーレッド(幅広炸裂)、集中→シントイズムウィンド(拡散炸裂)、支援→ビーストハードネス(対異変敵↑)
攻撃手段を炸裂ショットで揃えることで道中の快適さとリソース回収を高い次元で実現できる。ボス戦にも弱くないが、緑の高レベル異変敵には注意。
・自機→魔理沙、主→イエローサブタレイニアン(防弾)、拡散→クリーチャーレッド(幅広炸裂)、集中→シントイズムウィンド(拡散炸裂)、支援→ビーストハードネス(対異変敵↑)
イージーシューター向け。道中の圧倒的制圧力で安全を確保し、更に複数回使えるバリアを異変攻撃とすることで残機保全を図る。
・自機→魔理沙、主→インペリシャブルムーン(反射)、拡散→インペリシャブルムーン(反射)、集中→シントイズムウィンド(拡散炸裂)、支援→クリーチャーレッド(攻撃ゲージ↑)
Extra用装備。道中が苦手な人向け。低速ショットは炸裂効果で道中でのコンボによる異変敵召喚とボス戦での広範囲・密着攻撃で幅広く活躍。
Extraではボス戦でボムの欠点が露呈し辛いのも助かる。高速ショットは基本的に封印、中ボス第3スペルやボス戦の通常攻撃で肉抜きに使うことで弾避けの確率を上げられる。
難易度別解説
・Easy
弾速や物量はそこそこだが、とにかく変な角度から押し寄せて来る点が特に初心者にとって難易度上昇につながる。抱え落ちの影響は小さめなのが救い。
5ボス戦では紺珠伝よろしく質・量共に凶悪な弾幕が放出される。それでもNormal以上と違って規格外弾幕の登場は抑制されており、まだ人の心を十分感じられる。
・Normal
Normal卒業試験。弾幕水準の上方向へのばらつきがひどく、Easyとの難度差含め地霊殿と並んでトップクラス(永夜抄も差が大きいがEasyが極端に簡単なだけ)。
終始極めて難しい訳でもなく中盤の弾幕はかなり難しい程度なので、リソースを温存し終盤の圧力に持ちこたえられるよう備えるしかない。異変敵の活用は必須技能。
・Hard
道中の激化が尋常ではなく、インペリシャブルムーンの弾消しと魔理沙の炸裂ショットが無いととても対処が追いつかない。
霊夢はボム性能でボスに強いと言っても避ける時間が減るだけで残りの攻撃を和らげることはできないので、魔理沙による道中全般の易化と釣り合っているとは思えない。
道中を対策すれば実質的にはボス戦をどう切り抜けるかの問題に集約されるが、こちらも十分熾烈なので安心してほしい。
・Extra
道中は異変攻撃・異変敵の利用やボム連打で何とかなるが、ボス戦も弾幕エリート向け仕様。
7番目のスペルが悪質だが霊夢向けの偽安地あり(参考動画)。耐久スペルはボムで無敵を解除できるがそれでもなお立ち塞がる。その他の弾消し対抗弾幕も選民化に大いに貢献。
ボムや異変攻撃・異変敵でレーザーを消すと一瞬間を置いて再照射される陰謀が各所で確認される。目に見える情報だけで満足するな、真実から眼を逸らしてはならない。
異変攻撃(弾消し)次第で多くのスペルに対処できるが、安定した調整は難しいので無防備な合間で即死しないための技量が必要。あなたも目覚めればDS("ディープシューター")の一員。