東方紺珠伝
(Ver1.00b)
特徴
・月の使者には危険ドラッグで対抗しろ! 二種類のゲームモードを搭載。
・完全無欠モード:チャプター毎のオートセーブ(ゲームを終了してもOK)。被弾するとチャプターの初めに戻される(残機の概念は無い)。
・レガシーモード:いつものあれ。完全無欠モードより簡単な気もする。 ※難易度評価はレガシーモードに基づく。
・チャプター:道中では一定の区切り、ボス戦では1つの通常攻撃やスペルカード毎の区切り。レガシーモードでもエクステンドに関わるので重要。
・スペルプラクティスは無し(完全無欠モードで修行しろということだと思うが、好きなところを練習できる訳ではない)。
・かけらエクステンド(3つで1UP):チャプター終了時、グレイズ数×敵撃破率(ボス戦では時間切れにならなければ1.00)が200以上で取得。
※完全無欠モードではスペルカードのかけら(5分割)が手に入る。
難易度概説
・月。
・無限リトライを前提とした異常な弾幕難度とレガシーモードにおける一部機体の反則的な強さが本作特有のプレイ感を生み出している。
・完全無欠モードが初心者向けを装っているが、かけら入手の厳しさや残機と引き換えのボム補充なし、それにより大量の難所への挑戦がほぼ強制、
ボムの使いどころを間違えると詰む、など人によってはSTG離れを促進してしまう。
被弾毎にパワーが0.01減る(同一チャプターでの減少上限は0.50)という仕様により、フルパワーで挑めない場面が多いことも深刻な影響をもたらす。
通しプレイとは違い緊張して後半のミスで台無しということがなく、じっくり取り組めるなら上達には最適。
・もちろんレガシーモードが容易ということでは決してないが、上位難易度では一部機体の性能もあり他作品との相対的な難度は下がる。
絶対的な気合い避けスキルの鍛錬を要するように思えて、実際にはグレイズによるエクステンド制であることが本モードの性格を決定づけている。
つまり、各チャプターで確実に残機のかけらを集められるようにすることこそがクリアへ到達するための最重要要素であり、パターン練習次第と言える。
機体や難易度により現実的なエクステンド可能回数は大きく変動するが、基本的に他作品を圧倒する回数を狙える。
なお、残機が上限に達した状態でかけらを取得するとスペルカードのかけら(5分割)に変換される。ノーミスクリアでは重要。
・地霊殿と同じくグレイズを前提とした自機狙いが多い。
・最後の敵スペルは最早伝説的な難易度だが、6面ボスラスト恒例のボムバリアが神霊廟から廃止または緩和されているので、普通の人は相手にしない。
・本当に攻略が難しいのは本編よりもExtra。
注目自機(レガシーモード)
・早苗
高速ショット(広範囲+炸裂)・低速ショット(敵の高さで真横に方向転換)・ボム(遅効性で超絶効果)は星蓮船の2タイプの融合(猛威を振るった広範囲ショットは連射力低下)。
ボムは相変わらず最強だが、発動直後の弾消し範囲が限定的なので、無敵時間中に弾源に重なってグレイズを稼げるという唯一無二の特性まで獲得してしまった。
3つのチャプターでボムを一つずつ使ってもかけらを取得しエクステンドできればボムは減らず、弾数の多い上位難易度のボス戦では大抵まともに避けなくても良い。
低速ショットは火力控えめでボムが無い時にボスの攻撃を凌ぐのは厳しいが、道中ではサーチ性能(星蓮船から強化)のおかげで出現即撃破となって全然弾が飛んでこないことも。
・鈴仙
ボム使用で三重のバリアを展開、展開時と被弾時に小規模な弾消しを行う。バリアはステージクリアまで永続(!)し、バリアの数に応じて当たり判定(とグレイズ範囲)が拡大。
初心者や気合い避け派にとっては最適なボム(弾幕を一気に消し飛ばせないことも含め)。抱え落ちの不安から解放され、どんな弾幕相手にでも回避やグレイズに挑むことになる。
当然、弾幕に釣り合った弾道予測と精密操作のスキルが不足していると無力で、当たり判定拡大に伴う連続被弾で抱え落ちの可能性すらある(ボムボタン連打で対策できる)。
まずは鈴仙でやってみて、バリアの意味が無いと感じた難易度から早苗に切り替えるのがおすすめ。なお、低速ショットは往時の魔理沙レーザーのように貫通効果持ち。
難易度別解説(レガシーモード)
・Easy
全体的に難しいというよりは、徐々にNormalやHardクラスの弾幕が侵食してくるかのよう。道中でのかけら取得はあまり期待できない。
自機を鈴仙にしておけばEasyの範疇に収まる難易度だが、Normal以上と比べて明らかにエクステンドで見劣りするのでそれなりに避けれられることが前提。
・Normal
本作ではNormalからExtra辺りを主にプレイする人が最も高難度化の煽りを受けやすい。
ここでも一つか二つ上の難易度を選んだかのような弾幕が出迎えてくれる。5面敵スペルの一部は何故かLunaticより難しい。
一方で、かけら入手のためのパターンを着実に習得していけばそのうち残機でごり押しできるようになる。それだけにノーミスは修験者用(※)。
※本作ではレガシーノーミス時に難易度別の専用メッセージが表示される。
・Hard
ここに来て弾幕の難化具合が緩和されるが、相変わらず避けさせる気は無い。操作精度を鍛えよう。
パターン作りに興味が無い人には辛いかもしれないが、それでここまで来れたのなら相当な実力がついているはず。投げ出してしまうのはもったいない。
・Lunatic
弾が速い。クリア目的ならアドリブ避けよりもパターンの完成度が問われる系統の作品としては最難関か。早苗ならボム0で突破できた場合の派生パターンも要検討。
弾幕は1面から本当に容赦ないが4面までは前座に過ぎない。5面から有り余る殺意がボムを活用するチャプターでも容易に過ちは起きることを教えてくれる。
細かい失敗の積み重ねにより終盤に分の悪い気合い避けの成功を強いられたら、その時点でほぼ負けは決まっている。
・Extra ※レガシーモード限定(解禁は完全無欠モード・Easyでも可)、エクステンドに必要なかけらが3つから5つに増加
Extra制覇を目指す人々の前に立ちはだかる最後の関門。何だかんだでNormalはまずまずだったな、と一息ついたシューターは次の息をしなくなる。
まず、中ボス最終スペルをノーミスノーボム(鈴仙バリアの消費はOK)で打開することで1UPアイテムがもらえるが、これが困難に感じるなら挑戦権は無いと言っていい。
言うまでも無くボス戦は難しい・・・のだが、簡単(でない人は退場)な弾幕も結構あり、問題は難しい攻撃がとんでもなく難しいこと(おまけにランダム性が強い)。
完全無欠モードもスペルプラクティスも使えない以上、前半を早めに安定させて後半の練習回数を増やすしかない。クリアできればHard中位作品は射程圏内。
自機はクリア目的なら様々な理由から鈴仙一択。敵のボムバリアにはこちらも同じ方法で対抗! 霊夢や魔理沙での苦行度は他機体のLunaticどころではない。