東方鬼形獣
(Ver1.00b)
特徴
・自機に憑依する動物霊を3種類(オオカミ・カワウソ・オオワシ)から選ぶことができる。
動物霊の種類により、低速ショット・ボム・高速ショットのいずれかが強化される。
・動物霊はアイテムとしても登場。星蓮船のベントラーと同じように画面上を飛び回り時間経過で種類が変化、5つ集めるとロアリングモードに入る。
同じ種類の動物霊が3つ以上揃った場合は暴走ロアリングモードになる。
Pアイテムや点符の塊、残機やスペルカードのかけらも動物霊の一種であるアイテム魚霊として登場。ロアリングモード終了時に中身を取り出せる。
・ロアリングモード:しばらくの間一度だけ被弾を無効化する。妖々夢の森羅結界に近いが、基本的に長続きする代わりに弾消し範囲が狭め。
時間切れまで維持するとボーナスとして動物霊が2つ出現する。
・暴走ロアリングモード:ロアリングモードの性質を持つと同時に、以下の効果をもたらす。
オオカミ→低速ショット強制&超強化、カワウソ→自機の周囲を回転する3つのバリア出現、オオワシ→高速ショット強制&超強化
揃った動物霊が憑依したのと同じ種類の場合や揃った動物霊の数がより多い場合は効果時間が延長される。
・レア動物霊:隠し条件を満たすことで出現。これを回収してのロアリングモード終了時には複数の動物霊を放出し、残機のかけらとなるアイテム魚霊を必ず含んでいる。
・整数作品初となる実績システムを搭載。
・かけらエクステンド(3つで1UP):残機のかけらとなるアイテム魚霊から取得。
難易度概説
・カワウソ無双。長時間(7~16.5秒)続くカワウソバリアが余りにも敵弾を消去してしまう。
回転速度が遅いのでたまにすり抜けるがほとんどの弾幕を無力化できる。難易度が上がると、不意にバリア内に潜り込んで来た敵弾をかわす技量が求められるようになる。
カワウソ憑依の場合はバリアが4秒延長される上に、ボムの威力・持続時間向上+ボム1つ追加(計4つ)のため、ボム中にカワウソ霊を集める戦法が不条理な程強い。
・オオカミも低速ショットが強化されるので避けられるなら強力。オオワシは憑依させても高速ショットを使い続けるのが難しいことなどから不遇。
・ボムを使わずに目当ての動物霊を集めること自体は難しい。ベントラーと違い出現時の種類や移動方向にはランダム性があり、綿密なパターンを組むことはできない。
暴走のためには5つ中3つ揃えるだけでよく、失敗すると直ちに残機やボムの損失につながる星蓮船のようなシビアさを感じることはない。
・ボス戦は通常攻撃が難しめで、スペル含め気合い避け要素が強い。ボスの攻撃移行時の合間を利用してロアリングモードに上手く入れるかが重要。
動物霊はボス戦でも遠慮無く動き回りかなりの時間消えないので、取らずに溜めると画面が埋め尽くされミスを誘うがごり押しにも使える。
一方で道中は自機狙いが非常に多く避けを含めたパターン化がしやすい。動物霊を4つ集めておき、危険が迫ったら速やかにロアリングモードに入れるようにしておくと安心。
・エクステンドは通常5回までだが、レア動物霊を考慮すると2回増やせる。
ただし、全てのレア動物霊を出現させるのは困難でかけらの取りこぼしもあり得るため、実質6回程で渋めの設定と言える。
・総合評価としては、カワウソバリアを積極的に使うなら避ける場面自体が大きく減るのでかなり簡単。バリアは万全ではないが、瞬間的な性質の季節解放よりも安全性が高い。
一方で天空璋と異なり、無防備となる間隔は長くなりがちで急なその場しのぎは期待できず、残機も豊富ではないので動物霊に翻弄され失敗したときの立て直しが難しい。
カワウソに頼らない場合も強力なショットやロアリングモード、比較的単調な道中の攻撃や若干控えめな敵スペルなどにより、ある程度避けられる人にとっては進めやすい。
・全作品中、スペルプラクティス全制覇を最も達成しやすい(特定のスペルではロアリングモードを使用可能で、被弾しなければ取得できる)。
注目自機
・霊夢
ホーミング+正面集中という近作恒例のタイプ。いつも通り使いやすいが道中の敵が固いので少し力不足に感じる。オオワシ憑依だとホーミングの方が高威力。
低速ショットは良くも悪くも収束率が低めで魔理沙と差別化されており、正面からややずれた位置でも当てられる。
カワウソ憑依による強化ボムは持続時間が大きく延びているが、画面全体を覆い尽くすため動物霊の回収に支障が出てしまう。
・魔理沙
最近お馴染みのワイドレーザー+爆風付き低速ミサイル。オオワシ憑依では久しぶりにレーザーが貫通するようになった!(オオワシ暴走ロアリングでも)
低速ショットは敵単体に対しては最強で、オオカミの効果で攻撃力と爆風範囲が向上する。
ボム時の移動速度は少し改善され、カワウソ強化だと約9秒間も回収のチャンスがある。
・妖夢
基本性能は神霊廟と同じ。当たり判定について他の機体との違いはなくなった。
斬撃について、カワウソバリア中は精密な回避は不要で、固い道中の敵を一掃できるので利点が際立つ。ただしオオワシ憑依だと弱体化する。
5ボスのスペルに対して非常に相性が良い。上位難易度ではクリア目的ならこの機体しかないというくらい強い。
難易度別解説
・Easy
動き回る動物霊に惑わされると、難易度が急上昇してしまう。
細かいことを覚えなくても、危険を冒さずに3つ以上カワウソ霊を取っていくよう心がけるだけで生存率は大幅に向上する。
弾幕はあまり易しいとは言えないので、非ロアリングモード時は常にボムの準備を。妖夢以外でまともに戦うなら5面ボス戦が最難関。
・Normal
弾幕が濃くなってきたことで、動物霊が目障りに感じたり回収の際に被弾したりと本作の難点が現われてくる。
それでもカワウソバリアによる回避拒否が強力なのは言うまでもなく、情報量に苦戦しなければ取っつきやすい部類に入る。
同難易度の他の作品をいくつもクリアできているのなら、別に暴走ロアリングにこだわる必要もない。
・Lunatic
パターン組んでバリア使えば弾幕の質は関係ない。道中は自機狙いが露骨過ぎて退屈かも。
規格外とみなせる天空璋と虹龍洞を除けば簡単な部類に入り、最後は0機0ボムでも勝ち目はある。
本作は珍しくノーミスクリアへの道が非人外ルナシューターにも開放されている。腕に自信があるなら実績取得を狙おう。
・Extra
おかしい。ボス戦で動物霊が大量発生するため、ボムバリアを持つ敵スペルも一部を除きカワウソバリアで弾を消すうちに気付けば終わっている。
ボムはかけらが頻繁に手に入るので通常兵器のつもりで撃ち込んでいける。ノーミス含め最も容易なExtraかもしれない。ただし、残機数は並で資源の活用技能が無いと駄目。
ノーミス狙いならオオカミ憑依の上で道中や中ボス戦でも惜しみなくバリアやボムを投入し、弾消し無効の完全実力勝負たる最終鬼畜弾幕への挑戦回数を増やそう。