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東方虹龍洞 アビリティカード解説
NC(ノーコンティニュー)クリアを目指すにあたって、アビリティカードの有効性には明らかな格差があります。
どのカードにするかの選択は難易度を激変させ、本サイトにとって絶対に無視できない要素です。
そこで、このページではカードについて全てではありませんが評価を行います。
(虹龍洞のページに記載した基礎知識を持っていることを前提にしています。)
また、NormalとHardを主なターゲットとして、特定のカードの組み合わせについても解説します。
これまで使ってこなかったカードや組み合わせに興味が出てきたら、ぜひ試してみてください。
初期装備の具体例については、作品別難易度評価のページも一緒にご覧ください。
即効タイプ:購入時またはステージ中での回収時に一度限りの効果を発揮し消滅する。初期装備不可。
装備タイプ:自機の追加オプションとして現れ攻撃の補助や防御を行う。
能力タイプ:継続して何らかの効果をもたらす。ステージ中ではなくカード購入時に働くものも。
使用タイプ:専用のボタンを押して発動。クールタイムを過ぎたら再使用可能。複数所持の場合は別にある切り替えボタンを使う。
※カード購入から次ステージ開始までの間に使用タイプのカードを切り替えると、リプレイがずれるバグがある。
・倒したボスから買える固有のカードは、ランダム枠として売りに出されることもある(一度購入することが条件?)。
・命のカード[即効タイプ,コスト:80,毎回必ず販売される]
残機+1。被弾による残機以外の損失が大きい本作とは言え、このコストで残機(ボム3つ)が買えるのは破格と言える。
カードの外れが多いのもあって無心でこれを購入し続けそうになるかもしれないが、冷静に見回すと他にベターな売り物があったりする。
・不死鳥の尾[即効タイプ,コスト:450,複数回の購入不可]
残機+3。「命のカード」と比べ割高だが、説明不要のありがたさ。役立たないときによく見かける。
・陰陽玉/蛇の抜け殻入りお守り/上海人形[装備タイプ,コスト:240/280/280]
敵を探知して攻撃する。単純な火力支援だが道中の敵を素早く倒せるので稼ぎにも寄与する。パワーに依存しないので、特に序盤では1つでも効果を実感しやすい。
「陰陽玉」は霊夢の高速ショットの簡易版、「蛇の抜け殻入りお守り」は早苗の低速ショットの簡易版。後者の方が高火力で速いが後方や側面に攻撃不可。
「上海人形」は妖々夢体験版のラスボス・・・ではなく、狙った敵に接近してからショットを放つ。初動は遅いが、サーチ性能は首位で攻撃力も先の2つに劣らない。
※「蛇の抜け殻入りお守り」は早苗で本編をクリア(コンティニュー可)することで解禁。
・ミニ八卦炉/ミニ八卦炉(ミサイル)/弱肉強食の理/はじける赤蛙[装備/装備/能力/能力タイプ,コスト:240/280/180/140]
正面への攻撃を支援するカードの中で有力な4種。攻撃力は追尾系装備カード2つ分には劣る程度。
「ミニ八卦炉」は魔理沙の高速ショットの簡易版、「ミニ八卦炉(ミサイル)」は魔理沙の低速ショットの簡易版。後者は炸裂効果持ちで実質的に最強の火力だが遅い。
「弱肉強食の理」はメインショット(ほぼパワーによる変動なし)の威力を4割増しにする堅実な性能かつ安めだが、元が弱い魔理沙や早苗なら「ミニ八卦炉」に劣る。
「はじける赤蛙」はメインショットの一部が炸裂するようになり、周囲含め追加ダメージを与えられるが運や相手の大きさに左右される。
※「ミニ八卦炉(ミサイル)」は魔理沙で本編をクリア(コンティニュー可)することで解禁。
・鬱陶しいUFO[装備タイプ,コスト:200]
自機の周りを小さな緑色のUFO(星蓮船のベントラーより小さい)が回転し、接触した敵弾をかき消す。
鬼形獣のカワウソバリアとは比べ物にならない程弱くネタカードのようにも思えるが、自機の動き次第ではここぞという所を突き破ってくれたりくれなかったりと侮れない。
有識者からは、本当にうっとうしいのは青色という説が唱えられている。
・死穢回避の薬[能力タイプ,コスト:350]
被弾するとボム2つを消費して無かったことにする(ボム所持数1でもOK)。喰らいボムのようにボム自体が撃たれる訳ではない。
ある意味永夜抄ラストスペルの劣化版。単体だと微妙な効果(というか発動自体が痛手)なので、死んでも抱え落ちしたくない人向け。
参考:通しプレイ時に各面で手に入るボム数・・・1面→1、2面→2、3面→1、4面→1、5面→1、6面→1、Ex→4
本編・Extra共に、1つだけなら「欠けたスペルのカード」(3つで1ボム)を拾い損ねても支障はない
・法力経典[能力タイプ,コスト:300]
ボム強化+使用タイプのカードのクールタイムを20%カット。ボムは威力増に加え持続時間も2秒(魔理沙は2.5秒)延び、ボスの通常攻撃の後半で使えばスペルカードも凌げる。
様々なカードとの組み合わせにより幅広く使えるが、無思慮に投入しても十分強い。霊夢や魔理沙のボムは劇的に強まり、咲夜でも実用レベルになる。
※Extraボス戦でクールタイム削減効果を利用して使用タイプのカードを使うとリプレイがずれるバグがある。
・小石ころ帽子[能力タイプ,コスト:100]
被弾時のパワー減少が1.0→0.5に抑えられると共に、敵(ボスを除く)に接触してもミスにならない。後者の効果はおまけ。
抱え落ちの際はもちろん、ボムをきっちり使い切っても1パワー分拾う前に再被弾することがあり得る本作ではそれなりの役目を果たすことができる。
購入する場合の費用対効果は悪くないが、初期装備とするなら後述の「大天狗の麦飯」にすべき。
・かぐや姫の隠し箱[能力タイプ,コスト:100]
ミス時にスペルカードアイテムを1つ放出する。派手な能力ではないが、抱え落ちリスクを分散しつつ将来の残機全ての数だけボムが増えるのは驚異的。あと安い。
復帰時のボムが多いということは、「小石ころ帽子」の項目で説明したパワー回復前被弾の回避にもつながる。
最初から持つよりは前半で出てきたら嬉しいカード。装備したなら「法力経典」や残機系カードを購入していきたい。
参考:各面で手に入る「欠けた命のカード」の枚数・・・1面→2、2面→1、3面→3、4面→3、5面→2、6面→1、Ex→6
・弾幕の亡霊[能力タイプ,コスト:240]
6グレイズ毎に弾が消える。どの弾が消えるかまともに予測できないが、常時発動する敵弾消去系カードの中では最も汎用性がある。
ボムや使用タイプのカードで消せない弾にも対応可能。間近に空いた穴を速やかに認識し行動を決定できるだけのアドリブ性がないと活かせない。
接近して結局だめならボムの即断ができる中上級者向け。ボム0などの状況で気合避けと噓避けの境界を楽しみたいシューターには至高のカードでもある。
・肉体強化地蔵[能力タイプ,コスト:140]
ゲーム開始時または購入時に残機+1、ステージ終了時に残機のかけら+1(中途購入時は両方の効果)。
3面終了までに装備すると残機+2だが、その後に出てきても残機+1なので通常は「命のカード」でいい。
初期装備だと「欠けた命のカード」含め3面終了時点で4機も増えるので、その分ランダム販売枠やボス固有のカードを前半に買っていく展開になりやすい。
そう考えると残機重視というよりも爆買いや博打のためのカードかもしれない。
・転ばぬ先のスペル[能力タイプ,コスト:100]
ゲーム開始時または購入時またはステージ終了時にボム+1(中途購入時は単にボム+1)。
2面終了までに装備すれば「命のカード」よりお得だがボムを多く抱えることになりがちで、それをプラスにできるかが問題。
前半面でのリソース蓄積と残機買いを両立できるので、ボムを使い切れるなら「肉体強化地蔵」よりこちらの方こそ残機温存用カードとみなせる。
とは言え、普通は「かぐや姫の隠し箱」の方が優秀。ミスを先延ばしにしたいときやノーミス狙いなら重宝する。
・商売上手な招き猫[能力タイプ,コスト:140,1面ボスから購入可能]
カード購入時のランダム枠を3→6に増やす。カード収集のお供に。
1面で購入して、買い増し分に頼ったプレイをするのも一興。残機増進系カードとの相性が良い。
※リトライすると前プレイまでに購入したカードが売られなくなるバグがあるので、ボス固有のカードを買うつもりなら特に注意。
・ドラゴンキセル[能力タイプ,コスト:280,3面ボスから購入可能]
敵のスペルカードを取得すると残機のかけらが出現する。本気で避けて「肉体強化地蔵」の効果を上回るのは難しく、他のカードとの連携が前提。
ひどいことに、ボスのスペルカード使用前にボムを撃ち始めても有効なまま平然と取得できてしまう(天空璋からの仕様)。悪用しないなど考えられない。
抱え落ち誘発の危険性は意識しておくべきで、これを3面で買うのは実力やカード活用術の裏打ちが無いと勧められない。
ただし、「肉体強化地蔵」を初期装備しているのなら、スペル4つの取得で最終的に2機増やせるので買う価値は大きい。
・ヴァンパイアファング[使用タイプ,コスト:240,クールタイム:20秒]
約1秒間、自機正面の狭い範囲に超強力な攻撃+弾消し(発動までに0.5秒程かかる)。ボスの攻撃を1つ飛ばせる程で、特に3ボスの通常攻撃は封殺可能。L・Ex攻略の要。
何度も使えるのも大きなメリットで、道中の強敵にも有効。敵への張り付きが前提で攻撃開始前などの安全な時以外に使うのは危険。3面以降の中ボス戦に弱いという欠点も。
・地底の太陽[使用タイプ,コスト:450,クールタイム:300秒?]
パワー1の漸減と引き換えに超絶火力の火球が出現し、画面全体を覆い尽くす程にまで巨大化していく。使用中は無敵となりスペルカードの取得はできなくなる。
パワー減少と長すぎるクールタイムのせいで使い時が難しいが、ボスの目の前で使うと軽く攻撃2回分くらいは飛ばせる。Exボスのスペルにも有効(ボム発動中は無効)。
・重低音のバスドラム[使用タイプ,コスト:140,クールタイム:10秒]
近くの敵弾を打ち消す衝撃波が自機から全方位に放たれる。クールタイムが短いので、危機への対応以外に避けられそうなところをより確実にする手段としても重用できる。
効果が頼りないため抱え落ちを招く可能性もあるが、被弾帳消し系のカードがあれば安心で、そうしたカードの発動率自体も下げられるので延命が捗る。
・サイコキネシス[使用タイプ,コスト:180,クールタイム:25秒]
敵弾を跳ね返す領域が発生し約2秒間持続する。効果範囲・時間を改良した「重低音のバスドラム」と言え、広めの安全地帯ができるので包囲を脱する手段にもなる。
単体だと一つの場面を乗り越えられる程の効力があるとは言い難く、クールタイムとのバランスが取れていないように感じる。
[おすすめ組み合わせ例] 概ね先に紹介する例ほど自力避け要素が強い
例1
・地獄の沙汰も金次第[能力タイプ,コスト:140] 必須
被弾すると資金力200を消費して見なかったことにされる。基本的には不意の事故防止用で、直後にボムを使わざるを得なくなることもある。
実力を超える弾幕への対処には向かず、これ単体だとボムが一切無い状態で難所を迎えても、少しの時間稼ぎと引き換えに貯金を削られ却って追い込まれがち。
クリア目的なら資金力を余らせても意味がないため、金余りの状態で最後に購入できれば効率的。
※優先順位は喰らいボム→「地獄の沙汰も金次第」→「死穢回避の薬」
・鬼傑組長の脅嚇[能力タイプ,コスト:140] 推奨
敵撃破時に追加の金アイテムが出現する(敵を倒す早さで量は変化しない)。「地獄の沙汰も金次第」と共に初期装備とすることで効果を引き上げる。
一度金欠で残機とパワーが減ると案外貯まらなくなるが、恩恵がピークとなる中盤まで全力弾避けしたい派ならストレスなく前半面ループを回避できてうってつけ。
・重低音のバスドラム[使用タイプ,コスト:140,クールタイム:10秒](再掲) 推奨
「地獄の沙汰も金次第」と先述の欠点をカバーし合えるので、一定の水準を下回る弾幕箇所で強固な守りを構築できる。喰らいボムのような猶予は無く、同時発動には注意。
紺珠伝鈴仙のスペル「障壁波動(イビルアンジュレーション)」と同じ原理なだけに(?)、難易度が上がるにつれてその場しのぎにしか使えなくなってくる。
・弾幕の亡霊[能力タイプ,コスト:240](再掲) 任意
タイミングを操れないという欠点を踏まえても、近寄る弾の2割弱を絶えず消し去り4ボスの攻撃全種にも通用するポテンシャルの高さは魅力的。
「重低音のバスドラム」とは違いムラなく弾幕難度を下げられるので、最低限の被弾ガードにより臆することなく自身の予測能力を存分に振るうべく備えられる攻めの一枚。
・ヴァンパイアファング[使用タイプ,コスト:240,クールタイム:20秒](再掲) 任意
ボス戦の難所はボムを交えつつやり過ごし、それ以外の箇所は他のカードの助けを借りながら粘る分業スタイル。
推奨カードで固めた場合とは対照的に、低~中難度の弾幕は基本的に避けられることを前提として、少数の失敗をリカバーするタイプ。
・山童的買い物術 [能力タイプ,コスト:80(実質40),2面ボスから購入可能] 任意
カードの価格が半額になる(このカードの購入時にも適用される)。2面で購入しておくことで、資金力不足でカードが買えないという事態に陥りやすいこの型の難点に対応できる。
・陰陽玉/蛇の抜け殻入りお守り/上海人形[装備タイプ,コスト:240/280/280](再掲) 任意
2つ選んで地獄を添える。道中での速攻で弾数を減らしつつ蓄財、攻撃と防御と資産活用の可能性を兼ね備えた運試しモデル。次カードで行う方法の一種のお手軽版。
序盤は楽だが1ミス後は守勢に立たされやすく、ボスの弾幕を和らげる仕掛けが無いので早期のカードの引きが重要。有力な火力支援カードが3~4枚揃えば怖いもの知らず。
ボム無しで1~2面のボスに挑むことで、その威力をよく味わえる。資金面からも、気合避けが苦手な人の補助よりも得意な人への更なるブーストとして捉えるべき装備例。
ボス固有カードの活用が妙手で、1面の「商売上手な招き猫」で潔い運ゲーの放棄がおすすめだが、3面の「ドラゴンキセル」で後半のボスから果敢に残機をむしり取るのもいい。
本旨から外れるが守りを捨て初めに「ドラゴンキセル」を着けるのも手。3面でボムが7つに達するので、遠慮せず使えば高火力とノーミス6~7機を両立しての折り返しも狙える。
・暴食のムカデ[能力タイプ,コスト:300] 任意
敵に撃ち込み続けることで徐々に攻撃力が向上していく。対象はメインショット・サブショット・装備タイプのカード全て。ミスまたはボムでリセット。
4面ボス戦が始まる辺りで最大倍率(1.8)に到達し、後半面では弾避け時間の短縮は当然ながら、道中の制圧により弾幕難度自体も大きく下がる。
カードによる被弾無効化はセーフなので、「地獄の沙汰も金次第」と組み合わせればノーミスクリアのための心強い味方になる。鬼門は4中ボス戦で怒涛の阻止を図ってくる。
次第に収入が上昇していくので「鬼傑組長の脅嚇」は非効率か。「重低音のバスドラム」や「ヴァンパイアファング」などで被弾を減らし、最後はボムゲーにすることもできる。
一度攻撃力補正を失うともう活躍は見込めないため、特に上位難易度では通常クリアが目標なら他を採用すべき。
なお、ショットの炸裂ダメージには影響を及ぼさないので、早苗の高速ショットは3面以降ほとんど使い道が無くなる。
※Extraクリアで解禁。
※「弱肉強食の理」と共に装備すると、攻撃力補正が正しく機能しないバグがある。
(詳細不明だが、「弱肉強食の理」の補正が勝る場合は後のスロット(後で購入した方)の効果のみ適用され、「暴食のムカデ」の補正が勝る場合は若干足を引っ張られる?)
※リプレイがずれるバグがある。
・サイコキネシス[使用タイプ,コスト:180,クールタイム:25秒](再掲) 任意
「死穢回避の薬」と並んで、「暴食のムカデ」使用時に見かけたら何としても買っておきたいカード。
強化されたショットでもカバーできない要所での安定感が段違いになる。
例2
・やんごとなき威光[使用タイプ,コスト:400,クールタイム:30秒(24秒)] 推奨
画面全体に対し、2秒程かけて敵弾の多くを削減+攻撃判定。道中の掃除にも使えるミニボムのような性能だが、即効性や無敵効果は無い。
すぐに効かないことが決め打ちや高い回転率を促し、むしろ安全かもしれない。回りくどい攻撃が多い本作なので、漸進的なのが思った以上に役に立つ。
道中の難所でボムを節約でき、前半面で弾消しが要らない時でもアイテム集めに活かせるので初期装備として申し分ないが、購入対象としてはコストが厄介で手を出しづらい。
・重低音のバスドラム[使用タイプ,コスト:140,クールタイム:10秒(8秒)](再掲) 推奨
クールタイムの長い「やんごとなき威光」を補う用途に。とっさの防御には少し力不足で、くれぐれも抱え落ちには注意。
・サイコキネシス[使用タイプ,コスト:180,クールタイム:25秒(20秒)](再掲) 任意
他の弾消しカードと併せて使うことで、クールタイムの長さが弱点となりにくい。
・ドラゴンキセル[能力タイプ,コスト:280,3面ボスから購入可能](再掲) 推奨
上記のカードを複数駆使することで、しばらくボムを節約しながら着実に残機を増やしていく。
4ボスの攻撃全般や5ボスのスペルでは弾消しがあまり通用しなくなるため、それまでに溜め込んだ残機とカードで消耗戦に臨む。6ボスまで耐えれば再びチャンスが訪れる。
・法力経典[能力タイプ,コスト:300](再掲) 任意
上記使用タイプのカード群と時間延長ボムを交替で使えばクールタイム2割減効果をフル活用でき、慎重プレイでも1機だけでステージを相当進められる。
ただし選択肢が多いと混乱しかねず、カードの特性も把握しておかないと消し損ねた攻撃に撃ち抜かれてしまう。ボム含む弾消し耐性を持つ4ボスには特に注意。
例3
・ドラゴンキセル[能力タイプ,コスト:280,3面ボスから購入可能](再掲) 必須
徹底的に改良された置きボム戦法により、ボス戦の意義を完全に破壊する核となるカード。
星蓮船、輝針城、紺珠伝、天空璋・・・上位難易度で連綿と紡がれてきた全てのボムゲーを過去にする。
・法力経典[能力タイプ,コスト:300](再掲) 推奨
先制ボムによるスペカ取得技ではダメージが足りないこともあるので何度か避ける必要があるが、強化されたボムがあれば無理やり突破できる。
しかし、通常攻撃の最初にボムを撃つと今度は勢い余ってスペカに入ってから効果が切れがちで、わざとショットを止めるようなことになれば非常にもったいない。
・ヴァンパイアファング[使用タイプ,コスト:240,クールタイム:20秒(16秒)](再掲) 必須
どういう訳かスペルカードを取得できるので「ドラゴンキセル」との相性抜群。他にもスペカ取得に有用な使用タイプのカードはあるが、効果に対しクールタイムが狂っている。
更に、ボム中にダメージを上乗せすることで上述の「法力経典」の問題点をカバーしつつ、使用中の被弾可能性を抹消できる。加えてクールタイム短縮の旨味も得られる。
この意味不明なごり押しで、ボスの通常攻撃とスペルカードを一気に攻略できれば残機の収支が合ってしまう。ボス特効仕様であり、道中や抱え落ちリスクの面で不安が残る。
・死穢回避の薬[能力タイプ,コスト:350](再掲) 任意
「法力経典」を外す代わりに致命的なミスを防ぐ。Normalまでなら「ヴァンパイアファング」(と未強化ボム)だけでも充分対処しやすい。
・ミニ八卦炉/ミニ八卦炉(ミサイル)/弱肉強食の理/はじける赤蛙[装備/装備/能力/能力タイプ,コスト:240/280/180/140](再掲) 任意
中途購入し、上記コンボの成功率を更に高める脳筋の極み。4つもあったら1つくらいは売ってくれそう。
なお、追尾系装備カードでもそこそこ役に立つ一方、ボスへの張り付きで真価を発揮しそうな「無事かえるお守り」や「アイスフェアリー」でも劇的な効果という程ではない。
例4
・霊力の標本瓶[使用タイプ,コスト:140,クールタイム:20秒(16秒),5面ボスから購入可能] 必須
パワーを1消費してボムが撃てる。かつてそれが当たり前だった時代があるらしい。
パワーが重要な本作では何か策がないと気軽には使えない。
・大天狗の麦飯[使用タイプ,コスト:280,クールタイム:90秒(72秒),5面ボスから購入可能] 必須
使用するとパワーが1回復する(フルパワーならスペルカードのかけらが1つ増える)。何故か「重低音のバスドラム」と似たような弾消し効果付き(効果が自機に追随する分優秀)。
言うまでもなく「霊力の標本瓶」と共に使うのが最大の活用法だが、序盤や被弾直後にとりあえず使っても強力。パワーでのカード購入にも踏み切りやすい。
こちらのカードのみ装備した場合でも、6面突入までに両方揃えられるのでかなり粘れるようになる。ショットパワーが生命線の咲夜なら単体でも充分な恩恵を受けられる。
・法力経典[能力タイプ,コスト:300](再掲) 推奨
再々々登場。パワー操作セットのおかげで代償無しに追加で強化ボムを撃てるようになり、いよいよボム無双に歯止めが利かなくなる。
ボム消費数を抑えてのボス戦攻略を志向した組み合わせ(魔理沙ならボム時間が長く道中でも心強い)と言えるが、「大天狗の麦飯」の回復が18秒早まるのも何かずるい。
上記の2種で完結した機能を持っているので、残る1枚は独立した役割のカードでも問題ないが、使用タイプのカードが更に増えるのは考えもの。
・死穢回避の薬[能力タイプ,コスト:350](再掲) 任意
1機あたりのボム回数が増えるので、被弾時のボム数減少ペナルティが相対的に減少する。
しかし、何回も発動させてしまうなら、ボム方針かカード構成自体を変えてしまった方がいいだろう。
・頼りになる弟子狸[能力タイプ,コスト:350] 任意
ゲーム開始時または購入時にパワー+1。また、被弾時にパワーが3より減少しなくなる(カード使用によるパワー消費には効き目なし)。
ボム切れ後の被弾前にパワーを消費することで「かぐや姫の隠し箱」の効果を先取りするかのような使い方ができ、しかも上手くいけばパワーを取り戻し再びボムを撃てる。
ボム回数を増やすことに特化した構成なので、惜しむ間に被弾してしまうと残念すぎる。「法力経典」型と比べると、ボムの質より量で押すのが有効な道中に強い。
純粋にパワー減少緩和の面から考えると、万全の状態からでは短時間に3連続で被弾しない限り「小石ころ帽子」や「大天狗の麦飯」に劣ることに留意しておこう。
※「小石ころ帽子」と共に装備すると、後のスロットの方(後で購入した方)しか被弾時に効果を発揮しないバグがある。
アビリティカードのリプレイバグについて
「法力経典」(Exボス戦のみ)と「暴食のムカデ」のバグについては、非公式ツールthpracで回避することができます。
https://github.com/touhouworldcup/thprac#thprac
元々はプラクティスモードの詳細な設定のためのツールのようです。
※プラクティスモードの初期装備カード枠が不可逆的に増加するようです。
使い方(Steam環境の場合)
0.thpracを起動、設定で言語を日本語にしておく
1.ゲーム本体を起動
2.thpracを起動(ゲーム本体のファイルと同じフォルダにする必要はありません。)
なお、ゲームをフルスクリーンで開いている場合、Alt + Tabキーを用いて移動するなどしてください。
3.「thpracを適用しますか」と聞かれたら、「はい」を選択
4.ゲームに戻り、F12キーを押すと設定画面が開く
リプレイ再生時に毎回適用してください(プレイ時の対応は不要)。
なお、「暴食のムカデ」(本編)についてはステージ1から通して再生する必要があります(早送りは可)。
また、ステージ間に使用タイプのカードを切り替えることによるバグに関しては、リプレイファイル自体の修正が可能です。
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